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美容師の現在地 vol.17

他からの影響を受けながらも、ブレることなく自分の作り出す世界観で時代を切り拓こうとしている『Giselle』のオーナー後藤。彼の世界観に惹かれた人たちが、地元はもちろん市外からも訪れ、『Giselle』は一昨年のオープンからこれまで新規客の来店者数100人以上を維持している。どのようにしてその数字を維持し続けているのか。オーナーの後藤とスタッフ久保の2人に話しを聞いた。



「ブレずにずっと同じことをやり続けていきたい」

Giselle | 後藤 大輝 -Hiroki Goto-


 

ーまずは美容師になろうと思ったきっかけからお願いします

 

はじめは大学へ行くつもりだったのですが、だんだん大学へ行って何になるんだろうと思うようになって。そこで、手に職をつけようと美容師を選びました。美容室は専門学校へ入る前に1、2回行ったぐらいだったので、あまり知らない世界でしたね。

 

 

ーそうだったんですね。いつから本気で美容師でやっていこうと思うようになったのですか?

 

スタイリストになってからです。それまでの4、5年は辞めたいばっかりで…。

 

 

ースタイリストになったことで何が変わったのでしょうか?

 

ずっと技術的なことばかりしていたのですが、スタイリストになってデザインと出会ったことで変わりました。お客さんに対してのデザインも考えるようになって、どんどん面白くなっていきました。

 

 

ーその頃はどちらで働かれていました?

 

名古屋の西区のお店です。

 

 

ー『Giselle』さんは刈谷市にありますが、どうして名古屋ではなく刈谷なのでしょうか?

 

地元に帰ろうと思っていたのはありました。地元は豊田市なのですが、家の周りは田んぼだらけだし、知り合いがお店を出していたので、大企業で働いている人が多いイメージのあった刈谷市にしようかなと。場所へのこだわりは特になかったですね。それに、名古屋に店を出すと、前働いていたお店からお客さんを連れていくことになってしまうので、自分の中でそれはちょっと違うなと。うちのブランドでお客さんを呼んだと言えるようにしたくて、郊外を選んだのもあります。でも、正直最初は心配でした。

 

 

ーとは言え、オープン以来新規のお客様が100名を割ったことがないそうですね

 

オープン最初の月は全員が新規のお客様でした。それからしばらく毎月新規のお客様が200人で、ここ半年ぐらいは100人ぐらい。本当にありがたいです。

 

 

ーその人数は本当にすごいと思います。新規のお客様が来ていただけるように、どのようなことをされたのでしょうか?

 

こだわったのは他との差別化です。この店が名古屋にあっても、あまり目立たないと思います。刈谷市は名古屋への便も悪くないので、名古屋まで髪を切りに行っている25歳から30歳後半ぐらいの方が結構いて。その方達が足を運びたくなる世界観を打ち出すことを意識しています。周りと絶対に被らないように濃くクドく、ですね(笑)。

 

 

ー世界観はどのような方法で打ち出しているのでしょうか?

 

インスタとホットペッパーがメインです。最近は紹介も多くなってきました。「刈谷にあんな店あるよ」と言ってもらえるようになりたいので、紹介が増えるのはうれしいですね。入りづらい方もいらっしゃると思いますが、濃くてかわいい世界観が好きな人にいっぱい来てほしいです。

 

 

ーそんな『Giselle』さんのコンセプトを教えてください

 

コンセプトは、バレリーナが踊る準備をしている控え室です。日常というステージに出る前のドキドキやワクワクした心を落ち着かせて準備する場所というイメージで作らせてもらっています。

 

 

ーだから『Giselle』さんの写真には親近感のある可愛らしさを感じるんですね

 

美容師の目線で作品を作っていると、どんどんお客様のリアルから離れていくと思っていて。コンテストの写真は、お客様が見ると「おしゃれ」や「カッコいい」と思う写真だと思います。そうではなく、どうすれば「かわいいね」と言ってもらえる写真を撮れるかにこだわっています。

 

 

ーアクセサリーを販売されているのもその流れからです?

 

置いたら可愛いかなと思って。知り合いの子がアクセサリーを作っていたので、定期的に入れ替えてもらっています。髪の毛だけじゃないこともしていきたいので、とりあえずここから始めました。

 

 

 

ーかわいいステッカーも作られていますよね

 

ステッカーは1周年で作ろうと決めていたのですが、完全に乗り遅れた感があります(笑)。あのイラストは、イラストレーターさんに写真を送って描いてもらいました。結構好評なのでうれしいです。

 

 

ー女子にウケそうなイラストだと思います。後藤さんの世代って活躍されている方が多い印象です。その中で後藤さんらしさどう出していこうとお考えでしょうか?

 

確かに周りにはすごいなと思う人がたくさんいます。その人たちの作品もすごいと思う時はありますが、それに引っ張られすぎないようにはしています。作品って結構引っ張られるんですよ。そのうち時代がくるからと、ブレずにずっと同じことをやり続けていきたいですね。

 

 

ーコンテストに参加されていますが、そこにおいてもブレずに同じことをやり続けているのでしょうか?

 

コンテストを真剣にやりはじめたのは、他のサロンなのですが目指す人ができて、その人のような写真が撮りたいと思ってからです。その人だけはパクると決めていて、それは本人にも伝えています。その人ならどう撮るかを考えながら撮影していることは、ずっとブレていないですね。

 

 

ーでは、『Giselle』さんを今後どのようなサロンにしていきたいとお考えでしょうか?

 

今いるスタッフのような濃い人をいっぱい集めて、長く店にいてもらえる環境作りをしていきたいですね。そのためにここをもうちょっと広げたいなと思っています。

 

 

ー後藤さんご自身が今後やりたいことも教えてください

 

またコンテストに出たいですね。オープンしてからの2年間は昔ほど本腰を入れてやっていなかったので、ちゃんとやってコンテストで賞を取りたいですね。

 

 

ー期待しています。最後にTheMIRRORを通じて伝えたいことをお願いします

 

デザインサロンが集まっているサイトなので、その濃いメンバーの中で『Giselle』のイロをずっと出し続けられるようにしていきたいです。

 

 

 


「人に求められる美容師になりたい」

Giselle | 久保 亮太朗 -Ryotaro Kubo-


ーまずは美容師になろうと思ったきっかけからお願いします

 

きっかけは、木村拓哉さん主演のドラマ『ビューティフルライフ』を見て、カッコいいなと思ったからです。

 

 

ーそのドラマの世代ではないですよね?

 

そうですね。今21歳なので。再放送で見ました。

 

 

ー当時、ドラマが放送された後、木村拓哉さんに憧れて美容師を目指した人が多かったので、そんな人に久しぶりに会いました。では、どうして『Giselle』さんで働こうと思われたのでしょうか?

 

僕は撮影をはじめ、おしゃれなものを作るのがすごく好きなのですが、以前勤めていたサロンではあまりやっていなくて。こだわりあるものを作れる美容師になりたいので、それを実現できる美容室に就職したいと思っていました。『Giselle』のことは、コンテストやインスタで学生の頃から知っていてずっと見ていたので、ここなら自分のやりたいことができると思い、「働かせてください」とお願いしました。

 

 

ー働き始めてどれくらいになります?

 

3月で半年になります。

 

 

ー『Giselle』さんで働いていて良かったなと思うことを教えてください

 

いろいろなことに挑戦できるし、たくさん経験をさせてもらえるので頑張れる環境だなと思います。僕は3人目なので、いい意味で焦りも感じられるのがいいですね。

 

 

ーたくさん挑戦や経験を積ませてもらえるとのことですが、例えばこの半年間でどのようなことをしました?

 

特に撮影はいろいろやらせてもらっています。モデルさんを呼んで、カラーやパーマをやらせてもらることもあるので、すごくありがたいです。

 

 

ーでは、ここは人には負けないというところを教えてください

 

コミュニケーションを取ったり人との関係を築いたりするのは楽しいですね。人の輪が広がっていくのが好きだし、お客さんをたくさん呼ぶ力もあると思います。

 

 

ー逆にここは足りていないなと思うところは何でしょうか?

 

技術はもちろんですが、店で3人目という責任感がまだまだ足りないと感じています。順調にいけば今年の12月にスタイリストデビューになるのですが、そこへ向けてもっと責任感を持つことが必要だと思います。

 

 

ー先ほどから3人目とおっしゃっていますが、歳の近い先輩や同世代がいないことに寂しさを感じたことはあります?

 

周りから結構言われますが、僕はあまりそれを感じないです。それこそTheMIRRORさんに参加されているサロンに友達もたくさんいるので。

 

 

ーなるほど。今取り組んでいることを教えてください

 

TheMIRRORさんの撮影会やコンテストで、先輩方のスタイルを見て僕も早く同じステージに立ちたいと思っています。他店のアシスタントさんや先輩の話を聞く機会をどんどん増やし、それを吸収して上手くなっていきたいです。

 

 

ーそれを踏まえ、今後の目標をお願いします

 

価値のあるスタイリストになりたいと思っています。ただ単にスタイリストのなるのではなく、人に求められる美容師になりたいです。

 

 

ー実現できるよう頑張ってください。では最後にTheMIRRORを通して伝えたいことをお願いします

 

だオープンして1年ちょっとなので、少しでも『Giselle』を一人でも多くの人に知ってもらえるように頑張ります。

 

 

 

INTERVIEW BY N.TSUBOI

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